歌中の歌人 : 佐佐木幸綱
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歌人が詠む 佐佐木幸綱
右の眼は島田修二をとらへつつ左眼しづかに幸綱をみる 岡井隆 『αの星』
台風の目玉であるか幸綱は東京会館歌びと五百 時田則雄 『ペルシュロン』
『佐佐木幸綱の世界』第二期全八巻注文したりはらはら小雪 時田則雄 『ペルシュロン』
佐佐木幸綱草ふかきわが家跡の湿れる土を踏み立たすなり 竹山広 『残響』
さはされど遠きかな佐佐木幸綱と並びてゆまりせむ東京は 竹山広 『一脚の椅子』
佐々木ならず佐佐木なることだいじにてその後我は誤たずけり 竹山広 『一脚の椅子』
新婚の佐佐木幸綱に遠く来てもらひき南の生徒らのため 伊藤一彦 『新月の蜜』
べらばうに食ひゐる幸綱箸とめて不意にギラリと人を量る眼 河野裕子 『はやりを』
学者歌人それもよけれど幸綱氏大食漢としてまづ印象す 河野裕子 『はやりを』
朝空へ垂直に立つ意志もあれ幸綱論は夏に書くべし 永井陽子 『小さなヴァイオリンが欲しくて』
靑嵐杉の花の香とこしへに酒絶つなかれ佐佐木幸綱 塚本邦雄 『不變律』
歌人おほかた虚空にあそぶ靑葉どきたのみの綱の佐佐木幸綱 塚本邦雄 『波瀾』
もののふの佐佐木幸綱あかねさす丹頂鶴を一輪とかそへき 塚本邦雄 『風雅黙示録』
歌びとといふより男ずぶぬれのラガーその後の佐佐木幸綱 今野寿美 『若夏記』
佐佐木幸綱 が詠む歌人
佐佐木幸綱
ささきゆきつな
。歌集に『群黎』『直立せよ一行の詩』『黄金の獅子』『呑牛』『アニマ』など。著書に『柿本人麻呂ノート』『作歌の現場』『詩歌句ノート』など
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